近隣トラブルの事例

事例①

相談 Ａは土地を所有しており，その土地上にマンションの建設を行うこととなったところ，近隣から，目隠しの設置を求めるなどといった様々なクレームが生じた。
そこで，Ａは弁護士に依頼をし，弁護士と施工業者その他専門業者とともに，近隣からのクレームの正当性を検討し，マンションの魅力の確保と近隣との円満な解決について，バランスを取った提案を近隣に対して行った。


事例②

ＡとＢは隣り合った土地を所有していたところ，ＡとＢ双方のために利益のある建造物を境界付近に設置したために，雨水がＢの所有地に流れ込む可能性が生じた。そこで，ＡとＢは協議を行い，双方が費用負担をしてＢ所有地に排水設備を設置することとなった。


【検討】

①のようなケースでは，多数の相手方に対応しつつ，様々な相手方の主張についてひとつひとつその是非を判断する必要があります。このように，交渉力や判断力等が必要となってくる事案と言えますので，弁護士による法的な助言を受けながら対応していくことでより良い解決が期待できるものと思われます。


また②のようなケースでは，隣同士ということで強い感情の対立が存在するケースや，交渉次第によっては感情の対立が生じるケースがあります。従って，弁護士を介在させることで，そのような感情対立を少しでも緩和させて，解決に至ることができるケースもあるかと思いますので，ご相談されることをお勧めいたします。
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